体組成を測定するInbodyが腕時計型のウェアラブルデバイスに!

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InBodyという機械をご存知でしょうか?

私がバイトしているスポーツクラブにはありましたし、コナミ、ティップネス、メガロス、セントラルなどのスポーツクラブには大体置いてあるのではないでしょうか。

アメリカのTechCrunchでこのInBodyに関するニュースがありましたので、その紹介をしたいと思います。

The InBody Band fitness tracker can measure your body composition

画像の出典:red-dot-21.com

InBodyとは

InBodyについて知らない方もいると思いますので、InBodyとは何なのかを確認しましょう。

インボディ(InBody)は株式会社インボディ・ジャパンが日本国内で販売している医療機器・計量機器で、体の成分である体水分量・筋肉量などを測定する体成分分析装置を言う。

出典:wikipedia

文字で言ってもわからないので、写真で解説したいと思います。

画像の出典:inbody.com.hk

こんな感じの台の上に載って、両手の親指も電気の通る金属部分にくっつけます。

電気っていっても極めて弱いのでビリビリはしませんよ。

電気を流して体の抵抗を計測し、それに基づいて体組成を計算する装置です。

私もインストラクターをやっていた時に、よく案内したものです。

画像の出典:inbody.info

そして、この装置をプリンターにつなぐと、専用の紙に測定結果を印刷する事ができます。

例えば、水分やミネラルなどの体成分、骨格筋量や脂肪量などの割合、部位別の筋肉バランスなどを測定する事ができます。

また、身長や年齢を入力すれば、BMIも計算し、現在の自分の体がどのくらいのレベルなのか、図で示してくれます。

自分の身体が数値で見れるので面白いんですよね!

InBody Band

画像の出典:www.toptipsfeed.com

そんなInBodyからウェアラブルデバイスが開発されたようです。

それが、InBody Bandです。

デザイン

画像の出典:www.overandoutside.com

テッククランチを引用して翻訳しながら解説します。

While other companies like Apple and Fitbit are working to make products that don’t look like fitness gear, InBody doesn’t seem to have made style a priority.

出典:techcrunch.com


(訳)AppleWatchやFitbitがかなりデザインを重視しているのに対して、InBodyBandはデザインに力を入れていないようです。

画像の出典:www.youtube.com

確かにそうですね。

写真で見る限り、未来的な雰囲気はありませんね。

ちょっと、ちゃっちいです。(K-BOYの個人的見解)

It’s worth noting that the display is not an always-on display, so you still need to press the button to check the time.

出典:techcrunch.com

(訳)Displayは常についてなくて、ボタンを押した時だけ光ります。

私の使っているfitbit Altaは腕を顔の前に持ってくると動作を検知して自動でディスプレイを点灯させてくれますが、その機能はないようですね。

暗いところで使うG-SHOCKと同じ感じですね。

性能

画像の出典:www.digitalcosmopolitan.com

性能は重要なので長文の引用です。

But the InBody Band also measures body composition and heart rate using special electrodes on the inside of the device. Users can test this by holding the band against the skin, which takes under a minute. The heart rate test takes even less time (under ten seconds).

The electrodes send a small current through the body and measure voltage, giving information back about the composition of the body. The app then makes suggestions about how to be more healthy, whether it’s losing fat or building more muscle.

Though this method isn’t quite as accurate as professional-grade machines, which can cost in the thousands of dollars, it is not meant for an exact read-out as much as a long-term look at changes in body composition.

出典:techcrunch.com

先ほど述べたように、デザインはそこまで良くありません。重要なのは、性能です。

(訳)しかし、このInBodyBandはInBodyの機械と同様に、体に電気を流すことで、体組成を測定する事ができます。

(訳)測定した体組成を元にアプリがより良い体になるためのアドバイスをくれます。例えば「筋肉をつけろ」とか「脂肪を落とせ」とか。


(訳)しかし、100万円以上する今までのInBodyの機械に比べれば、測定の制度は落ちます。

スポーツジムに置いてあるInBodyって安いやつでも75万円とかするんですよ。笑

それが、InBodyBandは180ドルということで、約2万円です。

そう考えると精度が落ちるのはしょうがないですよね〜。

アプリ

画像の出典:www.yourock.com.tw

the FitBit is able to determine your activity based on motion, where the InBody Band requires manual input of this information

出典:techcrunch.com


(訳)FitBitが人間の動作をセンサーで読み取るのに対して、InBodyBandの場合は自分で入力する必要があります。

運動のログは自分で入力しなければならないとのことです。

自動でフィットネスをトラックすることはできないようですねー。そこは残念なところ。

評価

この記事を元にして判断する限り、InBodyの小型化の第一歩としては期待できますが、実用性で言うとまだまだかもしれませんね。

AppleWatchやFitBitに比べてInBodyBandが優れているところは、ウェアラブルで体組成が測定できるというところです。

しかし、現在のInBodyのマシンより精度がかなり落ちてしまうというところに大きな課題があります。

というのも、100万円以上するInBodyでさえ、その精度は完璧とは言えないからです。

見るからにマッチョな人と細いマッチョの人を比較した時に、後者の人の方がInBodyのスコアがいいみたいなことが起こりますからね。笑

ってことで、将来的には、この精度が増していって、FitBitなんかと機能が同等になってくれば最強のフィットネストラッカーになりそうですね。

まとめ

以上、本日はInBodyBandについて取り上げました。

日本のAmazonでは取り扱ってないようですねー。とりあえず下に英語のアマゾンのリンク貼っときます。

amazon

まだまだこれからの技術だとは思いますが、スポーツジムでしか使えないInBodyが持ち運びできるというのは、かなりイノベーションです。

これからもフィットネストラッカーの進化に期待したいですね。

では!

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ABOUTこの記事をかいた人

iOS等ネイティブアプリのエンジニア歴5年。早稲田大学創造理工学部を卒業後、アプリ開発ディレクターを経験し、その後プログラマーに転向。報道系ベンチャーでニュースアプリのiOSアプリ開発を経験。その後ARベンチャーでリードエンジニアとして活躍。大人気アプリ「ペチャバト」をリリース。個人の発信力を高めたいと考え2019年2月に独立しフリーランスエンジニアとなる。2020年4月にFlutter大学オンラインサロンを設立し、同年6月には合同会社KBOYを創業。現在は業務委託の10人弱のメンバーと共に、YouTube運営、オンラインサロン運営、Webサービスの自社開発も行っています。 【Twitterはこちら】